ロックの名盤をご紹介4 マシンヘッド / ディープ・パープル

ディープ・パープルがポップスやシンフォニックロックなど紆余曲折の上、前作「イン・ロック」で指向したハードロックを確立させたのがこのアルバムです。
オープニングを飾る"ハイウェイスター"は文字通りスピード感あふれるサウンドとイアン・ギランのシャウトが織り成す、まさにディープ・パープルの真骨頂とも言える名曲で始まります。
このアルバムは、新式の移動録音ユニットをストーンズから借りて作成されました。臨場感の溢れる響きを生むためには、通常のスタジオでの限界を感じ、モントルーのカジノを改装したコンサートホールで録音する計画だったのです。しかし、時を同じくして丁度、フランク・ザッパ&マザーズ・オブ・インヴェンションが先に来て公演を行っていたのですが、興奮した観客が照明弾を天井に向けて撃ったため火災が発生しました。結果、カジノは全焼してしまい、彼らは新作アルバムの録音場所を失くし、《続きを読む》


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